第五回 読書会レポート

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12月4日。
前日の大雨が嘘のようによく晴れた気持ちのいい日曜日。

関東一円から嬉々として集いあったのは、
20~50代の素敵or知的or蠱惑的or痴的な強者13名。
(男性5名・女性8名 うち初参加者3名)

恵比寿「備屋珈琲店」貴賓室にて厳かに、第5回東京読書会の開催となりました。
貴賓室というだけに、2階の素敵な個室には高貴で美しいカップがいくつも飾られており、
とても優雅なカフェでした。

お題は谷崎潤一郎の名作『春琴抄』
《盲目の三味線奏者春琴に丁稚の佐助が献身的に仕えていく物語の中で、マゾヒズムを超越した
 本質的な耽美主義を描く。句読点や改行を大胆に省略した独自の文体が特徴》 wikipediaより

耽美派の大文豪・谷崎の奥深い愛の世界に魅せられ、
純愛、マゾ、サド、師弟、芸術、作家の私生活、映画と原作の違い、
悪女の魅力から果ては阿部定!の話まで飛び出しました。
「春琴と佐助の世界がまったく解せない」
「文章が非常に美しく耽溺した」
「佐助が愛したのは自分」
「あの時代ならばありえる」
「作者はいじわる」
「佐助の春琴への愛は唯神教」
「この二人に維新はなんの影響も与えなかったのか」
「ぼくはマゾじゃない」・・・などなど、珍回答や名言も。

いつものことながら、2時間では語り尽くせない。
今年最後にふさわしく、刺激的な熱~い集いとなりました。

それぞれ文学の余韻に浸りながらも、その後は忘年会へと恵比寿の夜の街に繰り出し、
初参加者も常連諸氏も大いに語り、読書会の醍醐味を存分に味わいました。

ご参加のみなさま、ありがとうございました。
そして来年からは海外文学フェアがはじまるとのことで、ますます楽しみですね。
激動の本年に、みなさまに出会えたことに感謝します。
良いお年をお迎えください。
(ひとちゃんによるレポートです)
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東京読書会

Author:東京読書会
古典文学の名作を読み、カフェでそれについて自由に語りあいます。
肩の力を抜いて、真面目な話でなくてかまいません。

まず、メンバーで順番に、その月の課題作品を決めてもらいます。
それを読んで、毎月第一日曜日、東京近郊の喫茶店に集まり、感想を語りあいます。

古典的な名作というのは、名前は知っていても、実際に読んだことがない場合が多いので、これを機会に読んでみよう、というのが主旨です。
古典的名作だけに、読んで損をすることはないでしょう。

参加される方の割合は、初めての方とリピーターの方が半々といったところです。

読書会の告知は、毎月下旬頃(読書会の45日ほど前)から始めます。

★「FRaU」(講談社)、『TOKYO BOOK SCENE』(玄光社)、NHK「ラジオ深夜便」、東京ウォーカー(KADOKAWA)で東京読書会が取り上げられました!


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