
読書会レポート 2019年2月

~オースティン『自負と偏見』~
ハンサムで大金持ちだが傲慢で人当たりの悪いダーシーに、平民の娘エリザベスが反発しながらも、いつしか惹かれていく……というストーリー。
昔から女性に大人気で、今も熱狂的なファンの多い小説です。
会では、こんなことが話されました。
「出だしは退屈かなと思いましたけど、いつの間にか引き込まれてしまいました」
「女性に人気なのもわかる。ハーレクィーンロマンスみたいな小説ですよね」
「この小説がハーレクィーンの源流になっているのかも」
「ダーシーは、イギリスの小説の主人公でもトップクラスの人気らしいですよ。なんでこんなに人気なんですかね」
「初めは傲慢だったダーシーが、エリザベスに求婚を断られたのをきっかけに、謙虚で優しい人柄に変わっていくでしょう。そこがいいんじゃないかな」
「人物描写が巧みですよね。エリザベスのお母さんのミセスベネットが、本当におしゃべりであけすけで、なんか大阪のおばちゃんみたいで笑えました」
「しかしこの若い女性たちって、いったい何のために生きてるんだろう。家の中でおしゃべりして、編み物をして、ときどき舞踏会に行って男性と会って……これしかしていないですよね。社会的背景がほとんど描かれていないのがすごい」
「この小説の女の人は、男と結婚と金の話しかしないんだよね。なんか、居酒屋に行ったら隣に女子会のグループが居座っていて、その話を延々と聞かされている気分になりましたよ」
「軍人が女性にモテモテになっているけど、なんでだろう」
「軍服がかっこいいからじゃない? ジャニーズのファンになるみたいな。あるいは、軍人が権力の象徴なのかもしれない」
「エリザベスは初めて会ったときからダーシーが大嫌いだったじゃない。ここを読んで、『あ、この二人は結ばれるな』と思いましたよ。愛と憎しみはコインの裏表なんだよね」
「もともとエリザベスはツンデレなんじゃないの」
「あれだけダーシーを嫌っていたエリザベスが、ダーシーの豪邸を見て、だんだん好きになっていく描写が、リアルで面白い」
いつも読書会では、異性の意外な読み方や意見を聞いて驚かされるのですが、今回もそんな喜ばしい驚きを得ることができました。
(by Der Wanderer)
ハンサムで大金持ちだが傲慢で人当たりの悪いダーシーに、平民の娘エリザベスが反発しながらも、いつしか惹かれていく……というストーリー。
昔から女性に大人気で、今も熱狂的なファンの多い小説です。
会では、こんなことが話されました。
「出だしは退屈かなと思いましたけど、いつの間にか引き込まれてしまいました」
「女性に人気なのもわかる。ハーレクィーンロマンスみたいな小説ですよね」
「この小説がハーレクィーンの源流になっているのかも」
「ダーシーは、イギリスの小説の主人公でもトップクラスの人気らしいですよ。なんでこんなに人気なんですかね」
「初めは傲慢だったダーシーが、エリザベスに求婚を断られたのをきっかけに、謙虚で優しい人柄に変わっていくでしょう。そこがいいんじゃないかな」
「人物描写が巧みですよね。エリザベスのお母さんのミセスベネットが、本当におしゃべりであけすけで、なんか大阪のおばちゃんみたいで笑えました」
「しかしこの若い女性たちって、いったい何のために生きてるんだろう。家の中でおしゃべりして、編み物をして、ときどき舞踏会に行って男性と会って……これしかしていないですよね。社会的背景がほとんど描かれていないのがすごい」
「この小説の女の人は、男と結婚と金の話しかしないんだよね。なんか、居酒屋に行ったら隣に女子会のグループが居座っていて、その話を延々と聞かされている気分になりましたよ」
「軍人が女性にモテモテになっているけど、なんでだろう」
「軍服がかっこいいからじゃない? ジャニーズのファンになるみたいな。あるいは、軍人が権力の象徴なのかもしれない」
「エリザベスは初めて会ったときからダーシーが大嫌いだったじゃない。ここを読んで、『あ、この二人は結ばれるな』と思いましたよ。愛と憎しみはコインの裏表なんだよね」
「もともとエリザベスはツンデレなんじゃないの」
「あれだけダーシーを嫌っていたエリザベスが、ダーシーの豪邸を見て、だんだん好きになっていく描写が、リアルで面白い」
いつも読書会では、異性の意外な読み方や意見を聞いて驚かされるのですが、今回もそんな喜ばしい驚きを得ることができました。
(by Der Wanderer)
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