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読書会レポート 2020年10月

~『そばかすの少年』ジーン・ストラトン・ポーター ~

18世紀北米の、まだほとんど自然のままの、リンバロストの森が舞台。
片手がなく、 身寄りも、名前すら持たない孤独な少年そばかすが主人公です。 孤児院育ちで、愛情に飢えたそばかすですが、まっすぐで誠実です。周りの人たちの温かい愛情に支えられ、たくましく成長していきます。
ナチュラリストでもある、ポーターの描く森林や動物たちの描写も、見どころです。

とても面白かったよかったと感じた方と、ついていけなかった方とに分かれました。物語の前半後半でかなりストーリー展開が変わるのですが、はじめはそばかすが死ぬところで終わるはずだだったのが、出版社の意向で変わったということも関係しているのでは?という意見も出ました。

皆さんで共通していたのは、 自然描写が美しく素晴らしいことでした。
いい人悪い人がはっきりしていて、安心して読むことができたという意見、なんだかラノベみたいという意見も。

ステレオタイプにオランダ人は悪人、アイルランド人は芸術的、スコットランド人は実直といった表現が見られる、との意見もでました。当時のアメリカの生活や道徳観念、素朴な人々と自然の表現がとてもよかったとの意見もありました。
この本を気に入ってくださった方には、同じくポーター作の「リンバロストの乙女」もお勧めです。

オンラインという環境ではありますが、大好きな1冊について、皆さんと意見を交換できて、とても嬉しかったです。

(by真理)
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それを読んで、毎月第一日曜日、東京近郊の喫茶店に集まり、感想を語りあいます。

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