
読書会レポート 2022年4月

~『グリム童話集1』~
たぶん世界でもっとも有名な民話集です。
会で話されたのは、次のようなことでした。
・やはりストーリーが面白い。意外なひねりとかはないんだけど……。
・王様がいろんなところに出かけて、娘をめとる話が多いね。よくいろいろほっつき歩く王様だなあ。
←やはり女の子は男に見染められるのが幸せ、という考え方があるんだね。
・「灰かぶり」(シンデレラ)には、カボチャの馬車もガラスの靴も出てこないでしょう。これが物語の原型なのかな。
・全体的に、ディズニーや絵本で読める話よりは残酷な要素が強いよね。ディズニーとかではシンデレラをいじめるのは義理の母親ということになってるけど、グリムの原典では実母なんだよね。それでは教育上よくないということで、後に改編されたらしい。
・グリム兄弟がドイツ中を旅して、田舎の百姓のおばあさんから話を聞いて集めたというイメージが強いけど、実は話を聞いたのは、裕福で教養のある老婦人が多いんだよね。しかも、フランス系も多いらしい。
・やはり「ヘンゼルとグレーテル」のお菓子の家のイメージが強烈です。子供の頃はすごく憧れましたよ。
・「ブレーメンのおかかえ楽隊」は、別にたいした演奏活動はせず、尻切れトンボで終わってしまうのが意外。
・「こわがることをおぼえるために旅にでかけた男の話」が面白かった。主人公の少年を怖がらせるために、周りの人がいろんなことを仕掛けるが、少年はまったく堪えないという話だね。どことなくナンセンスで楽しい。
(by Auf der Reise)
たぶん世界でもっとも有名な民話集です。
会で話されたのは、次のようなことでした。
・やはりストーリーが面白い。意外なひねりとかはないんだけど……。
・王様がいろんなところに出かけて、娘をめとる話が多いね。よくいろいろほっつき歩く王様だなあ。
←やはり女の子は男に見染められるのが幸せ、という考え方があるんだね。
・「灰かぶり」(シンデレラ)には、カボチャの馬車もガラスの靴も出てこないでしょう。これが物語の原型なのかな。
・全体的に、ディズニーや絵本で読める話よりは残酷な要素が強いよね。ディズニーとかではシンデレラをいじめるのは義理の母親ということになってるけど、グリムの原典では実母なんだよね。それでは教育上よくないということで、後に改編されたらしい。
・グリム兄弟がドイツ中を旅して、田舎の百姓のおばあさんから話を聞いて集めたというイメージが強いけど、実は話を聞いたのは、裕福で教養のある老婦人が多いんだよね。しかも、フランス系も多いらしい。
・やはり「ヘンゼルとグレーテル」のお菓子の家のイメージが強烈です。子供の頃はすごく憧れましたよ。
・「ブレーメンのおかかえ楽隊」は、別にたいした演奏活動はせず、尻切れトンボで終わってしまうのが意外。
・「こわがることをおぼえるために旅にでかけた男の話」が面白かった。主人公の少年を怖がらせるために、周りの人がいろんなことを仕掛けるが、少年はまったく堪えないという話だね。どことなくナンセンスで楽しい。
(by Auf der Reise)
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