
トークオンブック3 レポート


9月23日、第三回目のトークオンブックが開かれました。
篠突く雨の降る日でしたが、その雨をかいくぐりながら、五人の方が品川のカフェに集まりました。
持ち寄られた本は、『私の男』(桜庭一樹)、『エミリー』(嶽本野ばら)、『遠藤ミチロウ全歌詞集~お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました』(遠藤ミチロウ)、『八朔の雪』(高田郁)、『HEAVEN 都築響一と巡る社会の窓から見たニッポン』(都築響一)などでした。
桜庭一樹の非現実的なリアリズム、ゴスロリの少女は普段どんな生活を送っているのか、食生活もゴスロリなのか、遠藤ミチロウの天才的な詩人ぶりと過激なステージングについて、食べ物の描写が旨い作家は素晴らしいということ、美しいものではなく、どうでもいいものばかり撮り歩いている写真家について……など、いろんな話が出ました。
当日はデパートやパチンコメーカーに勤務経験がある方がおられましたので、デパートに現れる奇妙な人々の生態、パチンコメーカーの内情などの話も盛り上がりました。
こういう本とは関係のない話も重要なんですよね。脇道にそれた話から、突如偉大なるインスピレーションが迸り出ることもあるからです。
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