第23回 読書会レポート

6/2 テーマ 「星の王子様」(サン=テグジュペリ)
銀座6丁目ルノアール会議室にて開催


21名の参加があり、世界で愛される往年の名作について、様々な感想、珍説、辛辣な意見が行きかい、活発な議論を楽しみました。


・この王子様は「なぜ、なぜ」としつこい。そのくせ、僕の質問には答えない。
こういう子はうざい。
・内容については共感や理解ができないところも多いが、この作品が好きだと言うととりあえず、ウケがよさそう。素敵な友人が読んでいたが、自分には合わないと思った。
・カレーの王子様のキャラクターであることを思い出す。

・母から読んでもらった大切な作品。子供ができたら読んであげたい。
・父の書棚に昭和28年版のものがあり、キツネのセリフに線がひいてあった。
・この作品の考えや表現が洗練されているところが好き。
・わからないところも多いが、心のつながりを表現している物語なのではないか。銀河鉄道999のようだ。

・登場人物が孤独で異常な者ばかり。精神病院の独房めぐりのよう。正常なのはパイロットくらいだ。
・子供向けの本は、大人がお金をだすので大人のウケが良くなくては売れない。
大人に批判的なこと自体がまさに大人の発想。この本は大人に売れるように大人を風刺しているので、子供が読んでもわからないだろう。
・Le Petit Prince は「小国の君主」という慣用句。それを出版社が 売ろうとして「星の王子様」と名付けた。それがこの本の勝利となった。
・フランス国民からも愛されている作品だが、どうしてだろう。

・バラは男性に命令することに慣れているヨーロッパ女性の典型的なタイプ。これも実際いたらうざい。「早く行ってよ」というところB級映画のセリフのよう。しかし、つんつんしたところは萌えキャラかもしれない。自分の気持ちをごまかしているところが可愛い。
・呑み助の恥じているところが人間的。
・王様の誇大妄想なところが、共感できるし可愛らしい。
・数字を数えている実業家に自分を重ねてしまう。
・キツネの「飼いならす」という訳は、「なつく」と訳されている場合もある。
飼いならすという表現が奇妙に感じられたが、今読むとしっくりくる。
・大切なことは目に見えない、世界に一つだけの花といった表現が説教くさい。
こういう直接的表現ではない描写で表現したほうが良いと思う。
・この有名な言葉は秀れた箴言であり、作者の文才を感じる。名作であることは間違いなく、読んで良かった。
・なぜ王子様はヘビにかまれたのか。このヘビは聖書にでてくるヘビの役割で星に帰る一押ししたように感じる。
・この作品はボーイズラブを描いている。エクスタシーの暗示もある。星の王子様は金髪の美少年なので愛好家が多いに違いない。
・フランスにはコキュ文学があるように、同性愛文学というジャンルもあるのだろうか。
(by himawari)
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Author:東京読書会
古典文学の名作を読み、カフェでそれについて自由に語りあいます。
肩の力を抜いて、真面目な話でなくてかまいません。

まず、メンバーで順番に、その月の課題作品を決めてもらいます。
それを読んで、毎月第一日曜日、東京近郊の喫茶店に集まり、感想を語りあいます。

古典的な名作というのは、名前は知っていても、実際に読んだことがない場合が多いので、これを機会に読んでみよう、というのが主旨です。
古典的名作だけに、読んで損をすることはないでしょう。

参加される方の割合は、初めての方とリピーターの方が半々といったところです。

読書会の告知は、毎月下旬頃(読書会の45日ほど前)から始めます。

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