7/2 読書会 三島由紀夫『春の雪』

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(このイベントは定員に達しました。ありがとうございます。キャンセル待ちは募集しておりません)

7月の読書会を開催します。
終了後、食事会もあわせて開催します。

【日時・場所】 7月2日(日)
・15時~17時 読書会
 ルノアール四谷店 会議室 3F
 
・17時~ 食事会
 木々萌
 (禁煙です)

【費用】
・読書会……1000円(飲み物代と部屋代込み)
・食事会……3000円程
     
【定員】 25名
 
【テーマ】
三島由紀夫『春の雪』

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維新の功臣を祖父にもつ侯爵家の若き嫡子松枝清顕と、伯爵家の美貌の令嬢綾倉聡子のついに結ばれることのない恋。

矜り高い青年が、〈禁じられた恋〉に生命を賭して求めたものは何であったか?――大正初期の貴族社会を舞台に、破滅へと運命づけられた悲劇的な愛を優雅絢爛たる筆に描く。

現世の営為を越えた混沌に誘われて展開する夢と転生の壮麗な物語『豊饒の海』第一巻。---------------------------------------------------------------------

この作品について、お茶を飲みながら自由にトークします。
真面目な話をしなくてかまいません。脱線も歓迎。
脱線をしながら、色んな芸術分野に話の翼を広げていくのが理想です。
今までの会の様子はこちらをご覧ください。

なお、ブログ、Facebookで同時に募集します。

参加ご希望の方は、こちらまでメールをお願いします。
食事会に参加ご希望の方は、その旨もお書きください。
みなさま、お気軽にお越しください。


(ビジネス、サークル等の勧誘は固くお断りします)

読書会レポート 2017年6月

~三島由紀夫『潮騒』~

 ギリシャ旅行後、三島29歳の時の作品。美しい自然に囲まれた文明の届かない島で、若く美しい恋人たちが苦難を乗り越え結ばれるというストーリー。読後の印象は、明るい、清々しい、爽やか、健康的、シンプル、単純、若い、希望、未来、美しい、綺麗、神話的、おとぎ話的、話が解りやすい、読みやすいといった単語で語られた。「美しい、綺麗」以外、三島作品を形容する言葉としてあまり使われない。いつもの三島の作品とは違うという感想を持った参加者が多かったのだ。

 それでは、この作品の特異性とは何なのか?まず、主人公の2人が単純であまり考えない。三島作品の主人公たちは普通複雑な内面を抱え、その心理描写にページが割かれている。しかしこの2人は迷わずただ自分であること、そこにいることに満足している。三島は彼らの内面の代わりに肉体を描写する。新治も初江も美しいが、その自覚すらない。精神性の排除により、この主人公たちは感情移入という意味で読者からの共感を得にくく、現実から乖離していく。おとぎ話のようだというのもこれが一因なのでは?

 人物の心理描写に比べ、自然の描写が多いという指摘があったが、これも意識的に精神性を排除した結果だろう。精神より肉体が描かれる人物と併せて、風景の描写が増えることで作品がより視覚的になる。何度も映画化されている所以か。

 さらにこの作品は文章も違う。三島のいつもの華麗な文体は影を潜め、短い簡潔な文章で構成されている。だから読みやすい。装飾を取り除いてなお美しい文章は、ギリシャ時代の建造物を彷彿とさせる。単純なものの美しさが文体でも表現されている。

 作品中比較的きちんと内面が描かれている千代子に、参加者、特に女性の参加者から多く共感の声が聞かれた。読書会に参加するのは、確かに初江ではなく千代子のような女の子なのだ。安夫はこの作品中唯一の悪党だが、この島社会ではそこまでの悪党でもなく、むしろ滑稽な役回りを与えられているとう意見は共感を得ていた。重要場面として特に話し合われたのがラストシーン。これはハッピーエンドなのか?という問いには様々な解釈があるだろう。ただこの場面に読者がはっとするのは確かで、そのまま夢散してしまいそうな物語を、最期に意外性という錨で留めた感がある。そしてもう一つ、嵐の海に飛び込む仕事に新治が志願する場面。そのとき何故新治は何故微笑んだのか?

 美しい自然、善い人しかいない島に、理想化し過ぎているという意見もあった。ギリシャ旅行から帰った三島は、この作品の構想を胸に、舞台とすべき風光明媚な島を日本全国から探してもらったそうだ。この島を悪いもので溢れた都会の文明から隔絶された理想郷として描いたのは事実だろう。伊勢湾の入口に浮かぶ島だ、読者は自然と日本の古代神話を連想する。温暖な気候、太陽と海、自然の恵み、善い人々、若く美しい恋人たち、神の恩寵、恋の成就。これを材料に三島が試みたのは、単純なものの美しさ、精神を凌駕する肉体を描くことだった。主人公新治は、都会に生きるインテリの三島自身のアンチテーゼ、もしくは憧れた理想の姿だったのだろうか。
(by M.K.)

読書会レポート 2017年5月

~『嵐が丘』 エミリ-・ブロンテ~

エミリ-・ブロンテの唯一の長編小説。
「世界の三大悲劇」や「世界の十大小説のひとつ」と評されている。

話の舞台は、1765年~1802年のイギリス ヨークシャー。荒涼とした自然に佇む“嵐が丘”の主人に拾われたジプシーの子ヒースクリフとその家の娘キャサリンとの親から子へ2代にわたる愛憎劇。キャサリンの「私はヒースクリフ」というセリフが有名。


強烈なキャラクターが多いせいか、その行動について疑問に思う箇所が多く、これは何故?という疑問に対して、みんなでそれぞれの意見を述べる感じで進行していきました。

Q女性のこころを揺さぶる部分はどこか?
⇒女性は自分に一途な人と王子様のような人との両天秤のシチュエーションが好き。
Qヒースクリフは魅力的なのか?
⇒悪魔的だが、キャサリンに一途なところが良い。墓を暴くシーンや、キャサリンの娘に無関心なところが良い。
Q何故キャサリン(1代目)はエドガーと結婚したのか?またはエドガーは何故キャサリンと?
⇒性格的に自分にないものを持っていたので、そこに惹かれた。
Q何故キャサリン(2代目)はリントンを好きになったのか?
⇒ヘアトンとの2択だったから、他に男がいなかった。
Q何故ヒースクリフは復讐する気がなくなったのか?
⇒明確な答えはなし。ただし作中の「哀れな結末だよ」というヒースクリフのセリフに凝縮されているのではないか。
Q嵐が丘の主人は何故、ジプシーの子を拾ってきたのか?
⇒新しい血を入れるため。結果的に、アーンショ-家の財産はヒースクリフによって守られたから、先見の明があったのでは。
Qキャサリンとヒースクリフが結婚したら幸せになったか?
⇒幸せになる 3票 理由:ヒースクリフはいつでもキャサリンを一番に考えているから
 不幸せになる 5票 理由:似たもの同士だから合わない。キャサリンは気性が激しすぎて結婚に向かない。

その他、語り部のネリーについて、色々な意見が多かったです。

・ネリーが不気味で、いつも余計なことをする。実はヒンドリーが好きなのでは。
 (別の方は、いやヒースクリフが好きなのでは、という意見もあり)
・すべてがネリーの主観で語られているから、本当の所は不明。
・すでにネリーとロックウッドのキャサリンに対する描写が異なる。
・キャサリンとヒースクリフの抱擁のシーンをずっと見ていたくだりが不自然etc.

私は(あまり疑り深くないのか)語り部だからそんなもんかと読んでいましたが、
指摘されると、確かに!と思い、あらためて他者との意見交換って面白いと感じました。


最後に、登場人物の人気投票の結果です(12人中、複数挙手可)
キャサリン(1代目) 5人/理由:可愛いから
キャサリン(2代目) 6人/理由:可愛いから
ヒースクリフ 4人/理由:自己実現してるから
エドガー 1人
ヘアトン 7人/理由:キャサリンに一途で、最後に幸せになったから
リントン・イザベラ・ジョーゼフ・ネリー・リントン 0人

以上です。
有意義で楽しい時間を過ごすことができました。
(by S.K)

6/4 読書会 三島由紀夫『潮騒』

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(このイベントは定員に達しました。ありがとうございます。キャンセル待ちは募集しておりません)

6月の読書会を開催します。
終了後、食事会もあわせて開催します。

【日時・場所】 6月4日(日)
・15時~17時 読書会
 ルノアール四谷店 会議室 3F
 
・17時~ 食事会
 木々萌
 (禁煙です)

【費用】
・読書会……1000円(飲み物代と部屋代込み)
・食事会……3000円程
     
【定員】 25名
 
【テーマ】
三島由紀夫『潮騒』

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文明から孤絶した、海青い南の小島――潮騒と磯の香りと明るい太陽の下に、海神の恩寵あつい若くたくましい漁夫と、美しい乙女が奏でる清純で官能的な恋の牧歌。

人間生活と自然の神秘的な美との完全な一致をたもちえていた古代ギリシア的人間像に対する憧れが、著者を新たな冒険へと駆りたて、裸の肉体と肉体がぶつかり合う端整な美しさに輝く名作が生れた。
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この作品について、お茶を飲みながら自由にトークします。
真面目な話をしなくてかまいません。脱線も歓迎。
脱線をしながら、色んな芸術分野に話の翼を広げていくのが理想です。
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なお、ブログ、Facebookで同時に募集します。

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みなさま、お気軽にお越しください。


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5/14 読書会 ブロンテ『嵐が丘』

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5月の読書会を開催します。
終了後、食事会もあわせて開催します。

【日時・場所】 5月14日(日)
・15時~17時 読書会
 ルノアール四谷店 会議室 3F
 
・17時~ 食事会
 木々萌
 (禁煙です)

【費用】
・読書会……1000円(飲み物代と部屋代込み)
・食事会……3000円程
     
【定員】 25名
 
【テーマ】
ブロンテ『嵐が丘』上・下

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作者の故郷イギリス北部ヨークシャー州の荒涼たる自然を背景とした、二つの家族の三代にわたる愛憎の悲劇。

主人公ヒースクリフの悪魔的な性格造形が圧倒的な迫力を持つ、ブロンテ姉妹のひとりエミリー(一八一八‐四八)の残した唯一の長篇。
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この作品について、お茶を飲みながら自由にトークします。
真面目な話をしなくてかまいません。脱線も歓迎。
脱線をしながら、色んな芸術分野に話の翼を広げていくのが理想です。
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プロフィール

東京読書会

Author:東京読書会
古典文学の名作を読み、カフェでそれについて自由に語りあいます。
肩の力を抜いて、真面目な話でなくてかまいません。

まず、メンバーで順番に、その月の課題作品を決めてもらいます。
それを読んで、毎月第一日曜日、東京近郊の喫茶店に集まり、感想を語りあいます。

古典的な名作というのは、名前は知っていても、実際に読んだことがない場合が多いので、これを機会に読んでみよう、というのが主旨です。
古典的名作だけに、読んで損をすることはないでしょう。

参加される方の割合は、初めての方とリピーターの方が半々といったところです。

読書会の告知は、毎月下旬頃(読書会の45日ほど前)から始めます。

★「FRaU」(講談社)、『TOKYO BOOK SCENE』(玄光社)、NHK「ラジオ深夜便」、東京ウォーカー(KADOKAWA)で東京読書会が取り上げられました!


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