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12/2 読書会 有吉佐和子『紀ノ川』

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12月の読書会を開催します。
終了後、食事会もあわせて開催します。

【日時・場所】 12月2日(日)
・15時~17時 読書会
 カフェ・ミヤマ 高田馬場駅前店 会議室 2
(※今回だけ場所が変わります)
 
・17時~ 食事会
 わん
 (禁煙です)

【費用】
・読書会……1000円(飲み物代と部屋代込み)
・食事会……3000円程
     
【定員】 25名
 
【テーマ】
有吉佐和子『紀ノ川』
(新潮文庫)

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小さな川の流れを呑みこんでしだいに大きくなっていく紀ノ川のように、男のいのちを吸収しながらたくましく生きる女たち。

――家霊的で絶対の存在である祖母・花。男のような侠気があり、独立自尊の気持の強い母・文緒。
そして、大学を卒業して出版社に就職した戦後世代の娘・華子。

紀州和歌山の素封家を舞台に、明治・大正・昭和三代の女たちの系譜をたどった年代記的長編。
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この作品について、お茶を飲みながら自由にトークします。
真面目な話をしなくてかまいません。脱線も歓迎。
脱線をしながら、色んな芸術分野に話の翼を広げていくのが理想です。
今までの会の様子はこちらをご覧ください。

なお、ブログ、Facebookで同時に募集します。

参加ご希望の方は、こちらまでメールをお願いします。
食事会に参加ご希望の方は、その旨もお書きください。
みなさま、お気軽にお越しください。


(ビジネス、サークル等の勧誘は固くお断りします)

読書会レポート 2018年11月

 ~カポーティ『遠い声 遠い部屋』~

カポーティの処女作である今回の課題本は、母親が亡くなり、未だ見ぬ父からの手紙を頼りに、人里離れた屋敷スカリイズ・ランディングに住むことになった主人公ジョエルの物語。20世紀半ばの南アメリカを舞台に幻想的な雰囲気で描かれています。

以前読んだ際には、ファンタジックな空気感と時に打算的で残酷な子どもたちが魅力的だったことを思い出しつつ、推薦しました。

今回最も話題になったのが、主人公ジョエルの年齢、そして「大人になること」について。

13歳にとってこの環境は過酷なのか、かわいそうなのか。ジョエルは無理に大人にならされてしまったのではないか。それは不幸なことなのではないか。しなくても良い経験もあるのではないか。

13歳という微妙な年齢をどうとらえるか、時代でも個人でも変わる中、そこには色々な興味深い視点がありました。

男性からは、僕から俺に変わる思春期の一人称問題、母をどう呼ぶかのおふくろ呼称問題。女性は年齢を経ても変えることが少ないので、男性との違いは何なんでしょうね。

個人的に印象に残ったのは、成長の目安となる3段階にこんな考え方をしているという意見。①サンタはいないことを知る、②自分はコウノトリに運ばれてきたわけではない、③親は神様じゃないと悟る。

早々に3段階めまで経験してしまったジョエルは、すぐにでもスカリイズ・ランディングを旅立ってしまうのではないか、この点も意見が分かれるところでした。

直接的な比喩も多い一方、謎の女性や元ホテルへの一泊旅行など、答えを明記しない出来事や表現も多い作品でした。みんなで読み直すことで、見落としたストーリー展開に気づくきっかけにもなったと思います。
(by マミ)

日刊ゲンダイに載ります

先日、東京読書会について日刊ゲンダイの取材を受けてきました。

11/17発売の号に載ります。
ネットにもアップされるようです。

11/4 読書会 カポーティ『遠い声 遠い部屋』

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11月の読書会を開催します。
終了後、食事会もあわせて開催します。

【日時・場所】 11月4日(日)
・15時~17時 読書会
 ルノアール四谷店 会議室 3F
 
・17時~ 食事会
 木々萌
 (禁煙です)

【費用】
・読書会……1000円(飲み物代と部屋代込み)
・食事会……3000円程
     
【定員】 25名
 
【テーマ】
カポーティ『遠い声 遠い部屋』(新潮文庫)

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父親を探してアメリカ南部の小さな町を訪れたジョエルを主人公に、近づきつつある大人の世界を予感して怯えるひとりの少年の、屈折した心理と移ろいやすい感情を見事に捉えた半自伝的な処女長編。

戦後アメリカ文学界に彗星のごとく登場したカポーティにより、新鮮な言語感覚と幻想に満ちた文体で構成されたこの小説は、発表当時から大きな波紋を呼び起した記念碑的作品である。
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この作品について、お茶を飲みながら自由にトークします。
真面目な話をしなくてかまいません。脱線も歓迎。
脱線をしながら、色んな芸術分野に話の翼を広げていくのが理想です。
今までの会の様子はこちらをご覧ください。

なお、ブログ、Facebookで同時に募集します。

参加ご希望の方は、こちらまでメールをお願いします。
食事会に参加ご希望の方は、その旨もお書きください。
みなさま、お気軽にお越しください。


(ビジネス、サークル等の勧誘は固くお断りします)

読書会レポート 2018年10月

 ~レイモンド・チャンドラー『さよなら、愛しい人』~

今回は選書にあたり、村上春樹訳で選ばせていただきした。
清水俊二訳のほうも読んで下さった方も数人おり、訳の違いなども話題に挙がりました。

中でもヒロインであるアンが、最後マーロウへかける台詞が、訳によっては逆の意味に捉えられると気づいた方もいらして、とても面白いなと感じました。

チャンドラーの魅力はストーリーではなく、マーロウの視点というフィルターを通した抽象的な場にあると思っています。マーロウによって切り取られたアメリカや、情景、キャラクターは、その細やかな描写とは裏腹に、リアリズムよりもファンタジーな印象を覚えます。その読者と作品の距離感が、マーロウをより親密にし、ハードボイルドでウィットな会話は、キザになりすぎないギリギリなラインでバランスをとることに成功させてます。
そしてストーリーを一種の仮説として提示することで、読者にとって鏡のような存在として、無意識を顕在化させ、多様な読み方を許します。それこそが、優れた文学における重要な一つの要素だと私は思います。

今回の読書会でも、様々な感想が飛び交いました。

・アンやグレイル夫人を男性作家が創る典型的な女性キャラと見る方
・酒やタバコや差別用語に時代性を感じる方
・フォークナーやヘミングウェイの時代の、アメリカ文学史の流れという点に注目される方
・事件の筋書きを整理して読まれる方
・村上春樹への影響を感じる方
・マーロウの筋の通った孤高の生き方や、怯まない強さ、そして好き嫌いのハッキリした優しさに好感を持つ方
・逆にキザすぎて敬遠する方

また、マロイとヴェルマの関係について、健気さに同情もあれば、ただのストーカーと一蹴する厳しい意見もあり、和やかなムードで盛り上がり、楽しませていただきました!

私はマーロウにとても憧れを持っているのですが、反対の意見もあり面白かったです。『ロング・グッドバイ』にも挑戦するとの方もおり、あの作品はチャンドラーの中でも群を抜いた大傑作だと私は思っているので、興味のある方は是非とも読んでみて下さい!

(by.kagemori)
プロフィール

東京読書会

Author:東京読書会
古典文学の名作を読み、カフェでそれについて自由に語りあいます。
肩の力を抜いて、真面目な話でなくてかまいません。

まず、メンバーで順番に、その月の課題作品を決めてもらいます。
それを読んで、毎月第一日曜日、東京近郊の喫茶店に集まり、感想を語りあいます。

古典的な名作というのは、名前は知っていても、実際に読んだことがない場合が多いので、これを機会に読んでみよう、というのが主旨です。
古典的名作だけに、読んで損をすることはないでしょう。

参加される方の割合は、初めての方とリピーターの方が半々といったところです。

★「FRaU」(講談社)、『TOKYO BOOK SCENE』(玄光社)、NHK「ラジオ深夜便」、東京ウォーカー(KADOKAWA)で東京読書会が取り上げられました!


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